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外為情報

  1. <NQN>◇外為17時 円相場、6日続落し156円台前半 34年ぶりの安値更新
     26日の東京外国為替市場で、円相場は6日続落した。17時時点では前日の同時点に比べ67銭の円安・ドル高の1ドル=156円29~32銭で推移している。一時は156円82銭近辺まで売られ、1990年5月以来およそ34年ぶりの安値を更新した。日銀は26日まで開いた金融政策決定会合で、政策金利の維持を決めた。国債買い入れも現行の方針を続けるとしたうえで、「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」で「当面、緩和的な金融環境が継続する」と説明した。日銀が緩和姿勢を続けるとの見方から、円売り・ドル買いが優勢だった。

     日銀の植田和男総裁が会合後の記者会見で、円安について「基調的な物価上昇率への大きな影響はない」と発言した。国債買い入れの議論についても、今回の会合で6兆円で続けることに特に反対は出なかったと明らかにした。日銀が政策の正常化を急いでいないとの見方から円売り・ドル買いが進んだ。

     17時すぎに円が急速に買われ、154円台まで上昇する場面があった。2022年9月に、日銀の決定会合の直後に円安が進んだ局面で政府・日銀による円買い介入が実施されており、思惑的な円買い・ドル売りにつながったようだ。

     円は対ユーロで5日続落した。17時時点では同90銭の円安・ユーロ高の1ユーロ=167円73~83銭で推移している。一時は168円23銭近辺まで下落し、2008年8月以来の安値をつけた。

     ユーロは対ドルで5日続伸した。17時時点は同0.0012ドルのユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.0732ドル近辺で推移している。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  2. <NQN>◇外為14時 円相場が下値模索 34年ぶり156円台 日銀が緩和維持で
     26日午後の東京外国為替市場で、円相場が約34年ぶりとなる1ドル=156円台で下値を模索している。14時時点では156円15~16銭と前日17時時点と比べて53銭の円安・ドル高だった。一時156円21銭近辺と1990年5月以来の安値をつけた。日銀が26日まで開いた金融政策決定会合で緩和姿勢を維持したとの見方から円売り・ドル買いが加速している。

     日銀は決定会合で政策金利を維持したほか、一部報道をきっかけに思惑がくすぶっていた国債買い入れの縮小も見送った。あわせて公表した「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」では、3月と同様に「当面、緩和的な金融環境が継続する」と説明したのもあって円売り・ドル買いが増えた。

     展望リポートでは24年度や25年度の物価見通しを上方修正する一方、新たに公表した26年度の見通しは生鮮食品を除く消費者物価指数(CPI)で1.9%上昇とした。「日銀の物価安定目標である2%を超えてくるとみていたため想定より低かった」(国内銀行ストラテジスト)といい、追加利上げが差し迫っている状況ではないと受け止められたのも円相場を下押しした。

     円相場が156円台まで下落したのを受けて、鈴木俊一財務相は記者団に対し「しっかり対応していく」などと語った。だが、これまでの発言と大きく違わず、円相場の反応は限られた。

     円は対米ドル以外でも売られている。14時すぎには対ユーロで一時1ユーロ=167円48銭近辺と08年8月以来の安値をつけた。対オーストラリア(豪)ドルでは一時1豪ドル=102円台まで下げ、14年11月以来の円安・豪ドル高水準をつけた。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  3. <NQN>◇外為12時 円相場が横ばい圏 155円台半ば 日銀会合控え
     26日午前の東京外国為替市場で、円相場は横ばい圏で推移した。12時時点は1ドル=155円55~57銭と前日17時時点と比べて7銭の円高・ドル安だった。米金利の先高観が強まり、日米の金利差拡大を見込んだ円売り・ドル買いが出た。だが、日銀が国債買い入れを縮小するとの思惑がくすぶるなか、金融政策決定会合の結果を見極めたいとして持ち高調整の円買い・ドル売りも入った。

     25日発表された1~3月期の米実質国内総生産(GDP)速報値では成長率が市場予想を下回ったものの、物価指標の伸びが市場予想を上回った。高インフレを抑制するため、米連邦準備理事会(FRB)が利下げを先送りするとの見方が強まり米長期金利が上昇。25日の海外市場で円相場は一時155円75銭と1990年6月以来およそ34年ぶりの安値を更新した。

     米金利が高止まりするなか、東京市場では4月の都区部消費者物価指数(CPI)の上昇率が市場予想を下回ったのもあって円は一時155円66銭近辺まで売られた。しかし、一部報道をきっかけに日銀は26日まで開く決定会合で国債買い入れを縮小するとの思惑が広がっており、早期の追加利上げも意識されるなかで円相場の下値を探る動きは限られた。

     鈴木俊一財務相は26日午前の閣議後の記者会見で、為替相場について「動向をしっかりと注視し、万全の対応をとりたい」などと語った。日本政府・日銀による円買いの為替介入への警戒が強まったと受け止める市場参加者は少なかったが、市場では「日銀会合後に急速な円安・ドル高が進めば可能性は十分にある」(国内証券のストラテジスト)との声が根強く、円相場を下支えした。

     円は対ユーロで小動きだった。12時時点は1ユーロ=166円77~82銭と、同6銭の円高・ユーロ安だった。ユーロは対ドルで膠着し、12時時点は1ユーロ=1.0723ドル近辺と同0.0003ドルのユーロ高・ドル安だった。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  4. <NQN>◇外為10時 円相場、155円台後半で小動き
     26日午前の東京外国為替市場で、円相場は小幅な動きとなっている。10時時点は1ドル=155円63~64銭と前日17時時点と比べて1銭の円安・ドル高だった。日銀が26日まで開く金融政策決定会合の結果を見極めたいとして様子見ムードが強い。10時前の中値決済に向け「売り買い交錯」(国内銀行の為替担当者)との声が聞かれ、事業会社の売買も円相場を方向付ける材料とはなっていないようだ。

     一部報道をきっかけに日銀が決定会合で国債買い入れの規模を縮小させるとの思惑がくすぶっている。26日には日本の長期金利が一時0.930%と2023年11月以来の水準まで上昇した。だが、米利下げ観測の後退で米金利の先高観が強く「日銀が動いても日米の金利差が開いたままである状況は変わらない」(りそなホールディングスの井口慶一シニアストラテジスト)といい、円買い・ドル売りは限られている。

     鈴木俊一財務相は26日午前の閣議後の記者会見で、為替相場について「動向をしっかりと注視し、万全の対応をとりたい」などと語った。だが、円買いの為替介入が近いことを示唆するような発言がなく、今のところ円相場の反応は限られている。

     円は対ユーロでも膠着感を強めている。10時時点では1ユーロ=166円92~95銭と、同9銭の円安・ユーロ高だった。ユーロは対ドルで小動きで、10時時点では1ユーロ=1.0726~27ドルと同0.0006ドルのユーロ高・ドル安だった。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  5. <NQN>◇外為8時30分 円相場、横ばい圏 都区部CPIで一時売りも
     26日早朝の東京外国為替市場で、円相場は横ばい圏で推移している。8時30分時点は1ドル=155円62銭近辺と前日17時時点とほぼ同水準だった。日銀が26日まで開く金融政策決定会合の結果を見極めたいとして円相場は方向感に欠けた。だが、4月の東京都区部消費者物価指数(CPI)の伸びが市場予想を下回ると円相場を下押しする場面もあった。

     25日のニューヨーク市場で円相場は155円75銭と1990年6月以来およそ34年ぶりの安値を更新した。この日発表された1~3月期の米実質国内総生産(GDP)速報値では、物価指標である米個人消費支出(PCE)物価指数の伸びが市場予想を上回った。根強いインフレで米連邦準備理事会(FRB)の利下げは先送りされるとの見方から米長期金利が上昇し、日米の金利差拡大を意識した円売り・ドル買いが出た。

     東京市場では8時半すぎに円相場が155円64銭近辺まで下落する場面があった。総務省が26日発表した4月の都区部CPIで生鮮食品を除く総合が前年同月比1.6%上昇し、市場予想(2.2%上昇)を下回った。日銀の追加利上げが遅れるとの思惑から円売り・ドル買いが出たものの、CPIの下振れは東京都が高校の授業料無償化の所得制限を撤廃した影響が大きく、円相場を方向付ける材料とはなっていない。

     時事通信は25日夜、日銀が決定会合で「国債買い入れ縮小の方法を検討することが明らかになった」と報じた。日銀が実際に事実上の量的引き締め(QT)に移行すれば、国内金利は大きく上昇する公算が大きい。結果を見極めたいとして円の売り持ちを積極的に積み増す動きが限られ、円相場の下値は限られている。

     円は対ユーロでは下落している。8時30分時点は1ユーロ=166円95~98銭と、同12銭の円安・ユーロ高だった。ユーロは対ドルでも上昇し、8時30分時点は1ユーロ=1.0729~30ドルと同0.0009ドルのユーロ高・ドル安だった。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕


  6. <NQN>◇外為17時 円相場、5日続落 155円台後半 34年ぶり安値更新
     25日の東京外国為替市場で、円相場は5日続落した。17時時点では前日の同時点に比べ73銭円安・ドル高の1ドル=155円62~63銭で推移している。一時は155円74銭近辺まで下落し、1990年6月以来およそ34年ぶりとなる安値をつけた。24日のニューヨーク市場で米長期金利が上昇し、日米金利差を意識した円売り・ドル買いが優勢だった。日本の通貨当局が円安へのけん制姿勢を強めていないとの受け止めも円売りを促した。

     円は前日のニューヨーク市場でつけた安値(155円37銭)を下回り、午後にかけて軟調に推移した。鈴木俊一財務相は25日午前の参院財政金融委員会で「市場をしっかりと注目している」と述べたが、市場では心理的節目の155円を超えて円安・ドル高が進む中でも、円安けん制の度合いは強まっていないとの受け止めがあった。

     売り一巡後は安値圏で底堅く推移している。政府・日銀による円買い介入への警戒感自体は根強い。市場の一部で26日まで開かれる日銀の金融政策決定会合後の介入の可能性が意識されている点などが相場を下支えした。日米金利差が焦点となる中で、26日発表の3月の米個人消費支出(PCE)物価指数の結果を見極めたいとの様子見気分もドルの上値追いの勢いをそいだ。

     円は対ユーロで4日続落した。17時時点では同1円30銭の円安・ユーロ高の1ユーロ=166円84~86銭で推移している。一時は166円96銭近辺まで下落し、2008年8月以来となる安値をつけた。

     ユーロは対ドルで4日続伸。17時時点は同0.0033ドルユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.0720~21ドルで推移している。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  7. <NQN>◇外為14時 円相場、155円台後半へ一段安 対ユーロでも軟調
     25日午後の東京外国為替市場で円相場は一段安となった。14時すぎに一時1ドル=155円67銭近辺と1990年6月以来、約34年ぶりの安値を更新した。14時時点は155円62~63銭と前日17時時点と比べて73銭の円安・ドル高だった。日本の通貨当局が円安けん制を特段強めていないとして、幅広い通貨に対して円売りが優勢になっている。

     円はドル以外の通貨に対しても軟調だ。対ユーロでは13時55分すぎに一時1ユーロ=166円64銭近辺と08年8月以来の安値をつけた。対オーストラリア(豪)ドルでは13時45分すぎに一時1豪ドル=101円21銭近辺と14年12月以来の円安・豪ドル高水準となるなど、円は軒並み安値を更新している。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  8. <NQN>◇外為12時 円相場、34年ぶり安値 155円45銭近辺 米金利上昇で
     25日12時すぎの東京外国為替市場で円相場は一時、1ドル=155円45銭近辺と1990年6月以来、約34年ぶりの安値を更新した。12時時点は1ドル=155円43~44銭と前日17時時点と比べ54銭の円安・ドル高だった。24日のニューヨーク市場で米長期金利が上昇し、日米金利差の拡大を見込む円売り・ドル買いが優勢だった流れを引き継いだ。日本の通貨当局者は円安けん制の姿勢を特段、強めず、円売りの勢いが増した面もあった。

     24日の米長期金利は前日比0.04%高い4.64%で終えた。今週や来週に注目度の高い米経済指標の発表が控えており、米景気の底堅さを映す結果となれば米金利が一段と上昇するとして、円売り・ドル買いが出た。

     鈴木俊一財務相は25日、記者団に円安について「コメントは控える」と語り、同日午前の参院財政金融委員会では「市場をしっかりと注目している」と話した。円安進行が継続しているにもかかわらず「円安けん制の度合いは強まっていない」(国内銀行の為替担当者)として円売り・ドル買いを促したとの見方があった。「26日の日銀の金融政策発表まで、日本政府・日銀は円買いの為替介入に踏み切れない」(国内証券のストラテジスト)との観測で円売りが出たとの声もあった。

     外国為替証拠金(FX)取引を手掛ける個人投資家は「新規の円買い・ドル売り注文を入れている」(マネー・パートナーズの武市佳史チーフアナリスト)との声がある。歴史的な安値水準だが下落ペースは緩やかであるため、個人は引き続き円買い介入の実施を期待し円の買い持ち高を保持しているようだ。円が上昇すれば個人から持ち高調整の円売りが出やすく「需給面で円の上昇余地は限られる」(同)との見方も、円相場の重荷となった。

     円は対ユーロで下落した。12時時点は1ユーロ=166円43~45銭と、同89銭の円安・ユーロ高だった。12時すぎに一時166円44銭近辺と08年8月以来、約16年ぶりの円安・ユーロ高水準をつけた。対ドルで円売りが優勢になると、ユーロに対しても円安進行が目立つ展開となった。

     ユーロは対ドルで上昇した。12時時点は1ユーロ=1.0707~08ドルと同0.0020ドルのユーロ高・ドル安だった。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  9. <NQN>◇外為10時 円相場、対ドル34年ぶり安値 対ユーロは16年ぶり安値
     25日午前の東京外国為替市場で円相場は下げ幅を広げた。10時時点は1ドル=155円36~37銭と前日17時時点と比べて47銭の円安・ドル高だった。10時10分すぎに155円42銭近辺と1990年6月以来、約34年ぶりの安値を更新した。日米金利差の拡大が意識され、引き続き円売り・ドル買いが出ている。きょうこれまでのところ日本の通貨当局から円安を強くけん制する発言がないのも、円売りの安心感につながっている。

     鈴木俊一財務相は25日、記者団に円安進行について「コメントは控える」と語った。「ノーコメント」が円売りを促した。26日に日銀の金融政策決定会合の結果発表が控える。市場には「日銀会合の結果次第で円安が加速する可能性を踏まえると、会合結果が明らかになるまでは為替介入には動けないのではないか」(国内証券のストラテジスト)との思惑もある。

     10時前の中値決済に向けて「ドルの需給に偏りはなかった」(国内銀行の為替担当者)との声があった。きょうは事業会社の決済が集中しやすい5・10日(ごとおび)にあたるが、実需筋の売買は交錯していたとの観測がある。もっとも円相場が155円を割り込み、「ドルを買う権利が消滅(ノックアウト)した市場参加者は多く潜在的な円売り・ドル買い需要は高まった」(同)との声もある。

     円は対ユーロで一段安。10時時点では1ユーロ=166円31~34銭と、同77銭の円安・ユーロ高だった。9時50分すぎに166円35銭近辺と2008年8月以来ほぼ16年ぶりの円安・ユーロ高水準をつけた。対ドルでの円売りが波及し、円安・ユーロ高が進行した。

     ユーロは対ドルで上昇している。10時時点では1ユーロ=1.0704~05ドルと同0.0017ドルのユーロ高・ドル安だった。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  10. <NQN>◇外為8時30分 円相場、下落し155円台前半 対ユーロも下落
     25日早朝の東京外国為替市場で円相場は下落している。8時30分時点は1ドル=155円25~27銭と前日17時時点と比べて36銭の円安・ドル高だった。24日のニューヨーク市場で米長期金利が上昇し、日米金利差の拡大を見込む円売り・ドル買いが優勢だった流れを引き継いだ。円安進行で日本政府・日銀が円買いの為替介入に動くのではないかとの警戒感から、円は底堅く推移している。

     24日のニューヨーク市場で円は一時155円37銭と1990年6月以来、約34年ぶりの安値をつけた。米景気が底堅いとの見方から、米長期金利は4.6%台半ばに上昇した。米金利の先高観が意識されて円売り・ドル買いが出た。

     もっとも円売りの勢いは限定的だ。外為市場では心理的節目の155円を割り込むと、政府・日銀が円買いの為替介入に踏み切る可能性が高まるとの予想が多かった。介入への警戒感が根強いため、積極的に円を売る投資家は限られている。

     円は対ユーロでも下落している。8時30分時点は1ユーロ=166円09~11銭と、同55銭の円安・ユーロ高だった。対ドルで円売りが優勢になり、ユーロに対しても円売りが先行している。

     ユーロは対ドルで上昇している。8時30分時点は1ユーロ=1.0697ドル近辺と同0.0010ドルのユーロ高・ドル安だった。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕


  11. <NQN>◇外為17時 円相場、4日続落 一時34年ぶり安値 155円に接近
     24日の東京外国為替市場で、円相場は4日続落した。17時時点では前日の同時点に比べ10銭の円安・ドル高の1ドル=154円91~92銭で推移している。16時ごろに一時154円98銭と1990年6月以来およそ34年ぶりの安値をつけ、心理的節目の155円に接近した。日本時間24日の取引で米長期金利が上昇し、日米金利差の拡大を意識した円売り・ドル買いが出た。一方で日本政府・日銀による円買いの為替介入への警戒感は強く、持ち高調整の円買いも入った。

     米長期金利は24日に4.6%台前半まで上昇した。幅広い通貨に対してドル買いが優勢になると、対ドルで円安が進んだ。24日の日経平均株価が大幅高となり、投資家心理が上向いて円売りが優勢となった面もあった。

     一方、円の下落幅は限られた。心理的節目の155円を割り込めば、通貨オプションなどに絡む損失覚悟の円売り・ドル買いが膨らみ、円安・ドル高が加速するとの観測がある。急ピッチな円安を受け、政府・日銀が円買い介入に踏み切る可能性があるとして、積極的に下値を探る動きは限定的だった。

     円は対ユーロで3日続落した。17時時点では同31銭の円安・ユーロ高の1ユーロ=165円59~62銭で推移している。ユーロ圏景気が底堅く欧州中央銀行(ECB)の早期の利下げ観測が後退し、持ち高調整の円売り・ユーロ買いが入った。一時165円84銭近辺と、08年8月以来の安値をつけた。

     ユーロは対ドルで3日続伸した。17時時点は同0.0014ドルのユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.0690ドルちょうど近辺で推移している。ECBが利下げを急がないとの見方から、ドルに対してもユーロ買いが優勢だった。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  12. <NQN>◇外為14時 円相場、下げに転じる 株高などが重荷
     24日午後の東京外国為替市場で、円相場は小幅ながら下落に転じた。14時時点では1ドル=154円83~85銭と前日17時時点と比べて2銭の円安・ドル高だった。一時は154円87銭近辺と、23日のニューヨーク市場でつけた約34年ぶり安値(154円88銭)に肉薄した。日経平均株価が大幅に上昇し、投資家がリスク選好を強めるとの見方から低金利の円を売って高金利通貨を買う動きが出ている。米長期金利の高止まりも円の重荷になった。

     日本政府・日銀による円買い介入への警戒感は続き、円の下値を支えている。日銀が25~26日に開く金融政策決定会合を前に様子見ムードが広がり、相場は一本調子には動きにくくなっている。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  13. <NQN>◇外為12時 円相場、ほぼ横ばい 154円台後半 介入警戒も株高が重荷
     24日午前の東京外国為替市場で、円相場はほぼ横ばいだった。12時時点は1ドル=154円80~81銭と前日17時時点と比べて1銭の円高・ドル安だった。日本政府・日銀による為替介入への警戒感から円買いが先行したが、日経平均株価の上昇や米長期金利の高止まりなどが円の重荷になった。日銀の金融政策決定会合を控えて様子見ムードがあり、積極的に持ち高を傾ける取引は見送られている。

     23日のニューヨーク市場では一時154円88銭と1990年6月以来ほぼ34年ぶりの円安水準をつけていたが、介入警戒感などから円は買い戻された。24日午前の東京市場では154円73銭近辺まで持ち直す場面があった。

     円は次第に上値が重くなり、小幅安に転じる場面もあった。日経平均株価は24日午前の取引を前日比777円高で終え、資金余力を高めた投資家が円売り・高金利通貨買いに動いた。10時前の中値決済に向けて「国内輸入企業など実需のドル買いが目立った」との指摘もあった。25日発表の1~3月期の米実質国内総生産(GDP)速報値は米景気の強さを示すとの見方が出ており、米長期金利が高止まりしているのも円の上値を抑えている。

     日銀が25~26日に開く金融政策決定会合では、足元の円安について議論する見通しだ。26日に公表する物価見通しの結果次第では追加利上げの観測を高める可能性があり、「内容を見極めたい投資家は多く、動きづらい状況だ」(マネーパートナーズの武市佳史氏)との指摘が出ていた。

     円は対ユーロでは下落した。12時時点は1ユーロ=165円78~82銭と、同50銭の円安・ユーロ高だった。一時は165円84銭近辺と2008年8月以来ほぼ16年ぶりの円安・ユーロ高水準をつけた。ユーロ圏の4月の購買担当者景気指数(PMI)が改善し、「欧州中央銀行(ECB)が早期に利下げに動くとの見方がかなり織り込まれていたため、持ち高調整のユーロ買いが入った」(みずほ銀行の南英明氏)という。

     ユーロは対ドルでも上昇し、12時時点は1ユーロ=1.0709~10ドルと同0.0033ドルのユーロ高・ドル安だった。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  14. <NQN>◇外為10時 円相場、上げ幅縮小 154円台後半 中値「ドル買い」
     24日午前の東京外国為替市場で、円相場は上げ幅を縮小している。10時時点は1ドル=154円79~80銭と前日17時時点と比べて2銭の円高・ドル安だった。10時過ぎに一時154円82銭近辺と下げに転じる場面もあった。日本政府・日銀による円買い介入への警戒感から円買いが先行したが、日経平均株価の上昇を受けて資金余力を高めた投資家が円売り・高金利通貨買いに動いた。

     10時前の中値決済に向けては「ドル買いが目立った」(国内銀行の為替担当者)との声があった。国内輸入企業など実需による円売り・ドル買い観測も円の重荷になったようだ。

     25日発表の1~3月期の米実質国内総生産(GDP)速報値は米景気の強さを示すとの見方が出ており、米長期金利が高止まりしているのも円の上値を抑えている。一方、日銀の金融政策決定会合を25~26日に控えて様子見ムードが広がっており、商いは今のところ活発ではない。

     円は対ユーロで下げ幅を拡大し、10時時点では1ユーロ=165円77~79銭と、同49銭の円安・ユーロ高だった。10時すぎに165円82銭近辺と2008年8月以来ほぼ16年ぶりの円安・ユーロ高水準をつけた。ユーロ圏の購買担当者景気指数の改善で欧州中央銀行(ECB)による早期利下げの観測が後退し、ユーロが買われている。これに株高と歩調をあわせた円売り・ユーロ買いが加わった。

     ユーロは対ドルで上昇し、10時時点では1ユーロ=1.0709~10ドルと同0.0033ドルのユーロ高・ドル安だった。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  15. <NQN>◇外為8時30分 円相場、154円台後半で小幅上昇 介入警戒で 対ユーロは下落
     24日早朝の東京外国為替市場で円相場は小幅ながら上昇している。8時30分時点は1ドル=154円73~74銭と前日17時時点と比べて8銭の円高・ドル安だった。日本政府・日銀による円買い為替介入への警戒感から円買い・ドル売りがやや優勢となっている。

     23日のニューヨーク市場では一時154円88銭と1990年6月以来ほぼ34年ぶりの円安・ドル高水準を更新していた。心理的節目とされる155円に近づくと介入警戒感が強まり、円は買い戻される展開が続いている。

     一方、米長期金利の高止まりで日米金利差を意識した円売りが出やすく、円の上値は重い。日銀の金融政策決定会合の結果発表を26日に控えて様子見ムードも広がり、積極的に持ち高を傾ける取引は手控えられている。

     米国では25日に1~3月期の実質国内総生産(GDP)速報値、26日に3月の個人消費支出(PCE)物価指数など重要指標が発表される。米経済の強さを示すとの見方が出ており、米長期金利は日本時間24日朝時点でも4.6%台と高水準を維持。日米金利差が開いた状況が続くとの見方は根強く、円の重荷になっている。

     日銀が25~26日に開く金融政策決定会合では金融政策の現状維持が予想されている。足元で進む円安や物価見通しについてどのような議論が交わされるのか、結果を見極めたいとのムードが広がっている。「日銀イベントを終えるまで円相場は動きにくい状況だ」(国内FX会社の為替アナリスト)との声があった。
     
     円は対ユーロで下落している。8時30分時点は1ユーロ=165円61~63銭と、同33銭の円安・ユーロ高だった。対ドルのユーロ高に歩調をあわせ、23日のニューヨーク市場で一時165円71銭と2008年8月以来の円安・ユーロ高水準をつけていた。ユーロ圏の購買担当者景気指数(PMI)の改善を受けて欧州中央銀行(ECB)が利下げを急がないとの見方からユーロが買われている。

     ユーロは対ドルでは続伸し、8時30分時点は1ユーロ=1.0702~03ドルと同0.0026ドルのユーロ高・ドル安だった。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕


  16. <NQN>◇外為17時 円相場34年ぶり安値更新 3日続落
     23日の東京外国為替市場で、円相場は3日続落した。17時時点では前日の同時点に比べ17銭の円安・ドル高の1ドル=154円82~83銭で推移している。16時30分すぎには、154円87銭近辺と約34年ぶりの安値を更新する場面があった。米長期金利が4.6%を超える高水準で推移する中、日米金利差を意識した円売り・ドル買いが続いた。

     中東情勢が緊迫化するとの過度な懸念が和らぎ、投資家が運用リスクをとる姿勢を強めたのも円相場の重荷となった。23日の日経平均株価が上昇し、相対的な「低リスク通貨」とされる円には売りが出た。

     円は154円66銭近辺まで下げ渋る場面があった。鈴木俊一財務相は23日午前、参院財政金融委員会に出席。17日に日米韓の財務相会合がまとめた円安・ウォン安進行に関する共同声明を巡り「『適切な対応』につながる環境が整ったととらえられてもいい」などと話した。もっとも、政府・日銀による円買いの為替介入への警戒感は高い状況が続いており、一段と円買い・ドル売りを進める動きにはつながらなかった。

     円は対ユーロで続落した。17時時点では同44銭の円安・ユーロ高の1ユーロ=165円27~32銭で推移している。一時165円62銭近辺と2008年8月以来の安値をつけた。ユーロは対ドルで続伸した。17時時点は同0.0017ドルのユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.0675~76ドルで推移している。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  17. <NQN>◇外為14時 円相場、154円台後半で小動き
     23日午後の東京外国為替市場で、円相場は154円台後半で小幅な動きとなっている。14時時点では1ドル=154円74~75銭と前日17時時点と比べて9銭の円安・ドル高だった。日米金利差を意識した円売り・ドル買いが優勢ながら、日本の通貨当局による為替介入への警戒感が円相場を下支えしている。

     日本時間23日夜に発表予定の4月の米製造業購買担当者景気指数(PMI)など米主要指標や、日銀が25~26日に開く金融政策決定会合の結果を見極めたいとのムードもある。持ち高を積極的に傾ける動きは限られている。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  18. <NQN>◇外為12時 円相場が下落 154円台後半 リスクオンで売り
     23日午前の東京外国為替市場で円相場は下落した。12時時点は1ドル=154円76~77銭と前日17時時点と比べて11銭の円安・ドル高だった。中東情勢への過度な懸念が後退し、投資家のリスク選好(リスクオン)姿勢が強まった。23日午前の日経平均株価は上昇し「低リスク通貨」とされる円には売りが優勢となった。日本の通貨当局による為替介入への警戒感はくすぶり、円相場は下げ渋る場面もあった。

     9時前には一時154円84銭近辺と、22日のニューヨーク市場でつけた1990年6月以来およそ34年ぶりの安値(154円85銭近辺)に迫った。米長期金利が高止まりするなか、日米金利差を意識した円売り・ドル買いが先行した。国内輸入企業など実需筋による円売り・ドル買い観測も円相場の重荷だった。

     鈴木俊一財務相は23日午前の参院財政金融委員会で、日米韓合意について「『適切な対応』につながる環境が整ったととらえられてもいい」などと述べた。「為替介入に向けたトーンは強まっている」(国内銀行のディーラー)との受け止めから、円相場は一時154円66銭近辺まで下げ幅を縮めた。

     その後は再び下げ幅が拡大した。市場では「為替介入がいつ実施されてもおかしくない状況が続いていることは織り込み済みで、いまのところ円相場を大きく動かす材料にはなっていない」(同)との声があった。

     円は対ユーロで下落した。12時時点は1ユーロ=164円94~97銭と、同11銭の円安・ユーロ高だった。ユーロは対ドルで横ばいで、12時時点は1ユーロ=1.0658ドル近辺と前日17時時点とほぼ同水準だった。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  19. <NQN>◇外為10時 円相場、底堅く 財務相「適切な対応への環境整った」
     23日午前の東京外国為替市場で円相場は底堅さを増しつつある。10時時点は1ドル=154円77~78銭と前日17時時点と比べて12銭の円安・ドル高だった。株式相場の上昇が「低リスク通貨」とされる円への売りを促しているが、日本の通貨当局による円買い為替介入への警戒感が円相場を下支えしている。

     鈴木俊一財務相は23日午前、日米韓合意について「『適切な対応』につながる環境が整ったととらえられてもいい」などと述べた。参院の委員会で述べた。「発言が円買い・ドル売りを誘った可能性もある」(国内銀行の為替担当者)との声があった。10時半前には154円66銭近辺まで下げ幅が縮小した。

     10時前の中値決済に向けては、「ドル不足」(同)だとの声があった。国内輸入企業からは円売り・ドル買いが出た模様だ。

     円は対ユーロで下落している。10時時点では1ユーロ=164円96~98銭と、同13銭の円安・ユーロ高だった。ユーロは対ドルで横ばいで、10時時点では1ユーロ=1.0658~59ドルと前日17時時点とほぼ同水準だった。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  20. <NQN>◇外為8時30分 円相場、下落 154円台後半
     23日早朝の東京外国為替市場で円相場は下落している。8時30分時点は1ドル=154円79~80銭と前日17時時点と比べて14銭の円安・ドル高だった。日米金利差を意識した円売り・ドル買いが優勢となっている。中東情勢への過度な懸念も後退し、円買いの勢いは鈍っている。日本の通貨当局による円買い介入への警戒感は強く、円を売り込む動きも限られている。

     22日のニューヨーク市場で円相場は一時154円85銭まで下落し1990年6月以来、約34年ぶりの安値を更新した。米長期金利が4.6%台と高止まりし、日米金利差を意識した円売り・ドル買いが出た。もっとも、節目の155円を前に日本政府・日銀による円買いの為替介入への警戒感は引き続き強い。

     円は対ユーロでも下落している。8時30分時点は1ユーロ=164円91~93銭と同8銭の円安・ユーロ高だった。ユーロは対ドルでは下落しており、8時30分時点は1ユーロ=1.0653~54ドル近辺と同0.0005ドルのユーロ安・ドル高だった。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕


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