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(04/26 12:57)

<NQN>◇東証後場寄り 日経平均、400円高後に伸び悩む 日銀は現状維持

<NQN>◇東証後場寄り 日経平均、400円高後に伸び悩む 日銀は現状維持
 26日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は上げ幅を拡大し、前日比270円ほど高い3万7900円近辺で推移している。日銀は26日まで開いた金融政策決定会合で金融政策の現状維持を決め、追加利上げを見送った。据え置きは市場予想通りだが、直前には国債買い入れの減額などを巡る思惑も浮上していただけに、買いを手控えていた海外短期筋が先物買いを強めたことに歩調を合わせて、現物株の上昇も強まり一時は470円近く上昇した。

 会合結果を受けて外国為替市場で円相場は一時、1ドル=156円台に下落した。トヨタなどは後場寄りにやや上げ幅を拡大した。前場に堅調だった三菱UFJなどメガバンク株は下落に転じる場面があった。

 短期筋の買い一巡後、日経平均は上げ幅を300円未満に縮小して、3万7900円台に押し戻されている。展望リポートでは、初めてまとめた2026年度の消費者物価(CPI)の前年度比上昇率は変動の大きい生鮮食品を除いて1.9%とした。24年度は2.4%から2.8%、25年度も1.8%から1.9%に引き上げ、「6月か7月会合での追加利上げに向けた地ならし」として受け止める向きもある。

 前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約105億円成立した。

 12時45分現在の東証プライムの売買代金は概算で2兆4056億円、売買高は9億17万株だった。

 東エレク、ソフトバンクグループ(SBG)、ダイキン、アドテストが高い。一方、信越化、ディスコ、セコム、富士通が安い。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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