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(04/26 10:18)

<NQN>◇東証10時 日経平均、前日終値を挟んだ動き 「金融所得で保険料増」に懸念の声も

<NQN>◇東証10時 日経平均、前日終値を挟んだ動き 「金融所得で保険料増」に懸念の声も
 26日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は前日終値(3万7628円48銭)を挟んだ動きとなっている。値がさ株の一角に引き続き買いが入っているが、朝方からは勢いが鈍っており、日経平均の上昇も限られている。80円近く下げる場面もあった。日銀の金融政策決定会合を巡っては時事通信が25日夜に「国債買い入れ縮小の方法を検討することが明らかになった」と報じた。買い入れ減額への思惑が広がるなかで手控えムードが強まっている。

 共同通信などは「自民党は、所得に応じて徴収される医療や介護の保険料の算定に株式配当などの金融所得を反映する仕組みの徹底に向けた議論を始めた」とも伝えている。個人投資家による現物株式の買越額は4月第3週に9085億円と週間ベースで過去最高を更新していた。新NISA(少額投資非課税制度)経由のマネー流入も指摘されている。具体的な議論はこれからだが、金融所得によって保険料が増えることになれば個人投資家の心理を萎縮させかねないとして懸念する声も市場では出ていた。

 10時現在の東証プライムの売買代金は概算で1兆2379億円、売買高は4億6264万株だった。

 東エレク、ダイキン、キーエンス、第一三共が高い。一方、信越化、中外薬、エムスリー、ディスコが安い。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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