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(04/25 11:19)

<NQN>◇債券11時 長期金利横ばい、0.89% 日銀維持予想で買い戻しも

<NQN>◇債券11時 長期金利横ばい、0.89% 日銀維持予想で買い戻しも
 25日午前の国内債券市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の利回りは前日から横ばいの0.890%だった。24日の米長期金利の上昇(債券価格は下落)が国内債相場の重荷になる半面、日銀が26日までの金融政策決定会合で政策の現状維持を決めるとの予想から買い戻しも入ったとみられ、相場の方向感に乏しかった。

 24日の米長期金利は、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ開始時期を巡る不透明感から上昇した。25日に1〜3月期の米国内総生産(GDP)速報値、26日に3月の米個人消費支出(PCE)物価指数がそれぞれ発表されるのを前に持ち高調整の売りに押された。

 為替の円安が進み、今後の日銀による追加利上げ観測がくすぶるものの、あすまでの会合については「現状維持との予想が大半」(国内証券の債券ストラテジスト)という。

 新発2年債利回りは前日を0.005%下回る0.295%、20年債は0.005%低い1.650%、40年債は0.020%低い2.275%にそれぞれ低下(価格は上昇)した。5年債は前日から横ばいの0.495%で、先物中心限月である6月物の午前終値は前日比6銭安の144円15銭と続落した。
 
 短期金融市場では、無担保コール翌日物金利(TONA)が0.073〜0.077%で推移し、加重平均金利は前日の日銀公表値(0.077%)とほぼ同水準となっているもようだ。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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