マーケットニュース

(04/25 09:22)

<NQN>◇東証寄り付き 日経平均反落、下げ幅500円超 前日急伸の反動で

<NQN>◇東証寄り付き 日経平均反落、下げ幅500円超 前日急伸の反動で
 25日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は反落で始まり、前日に比べ470円ほど安い3万7900円台後半で推移している。下げ幅は一時500円を超え、心理的節目の3万8000円を割り込んだ。前日の日経平均が907円高と急伸していたため、戻り待ちの売りや利益確定目的の売りが先行している。前日の米株式市場でダウ工業株30種平均が小幅ながら5営業日ぶりに反落したことも重荷となった。

 前日24日に決算を発表したファナックやキヤノンが大幅安となっており、日経平均の押し下げ要因となっている。ファナックは2025年3月期(今期)の減収減益見通しを示し、市場予想平均も下回った。キヤノンは24年1〜3月期の連結営業利益(米国会計基準)が4年ぶりに減益となった。主要企業の決算発表の本格化を前に、業績懸念の高まりも売りを促している。

 外国為替市場では円相場が1ドル=155円台と34年ぶりの円安・ドル高水準で推移している。この水準では当局による円買い介入の可能性が強く意識されやすい。日銀の金融政策決定会合の結果発表を26日に控えていることもあって、円安を好感する動きは限られている。

 東証株価指数(TOPIX)は反落している。

 ファストリや安川電が安い。東エレクやアドテスト、信越化など半導体関連株の下げも目立つ。一方、エーザイやアステラスが高い。富士電機や東ガス、旭化成が上昇した。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

情報提供:株式会社QUICK

Copyright(c) 2012 QUICK Corp. All Rights Reserved.

閉じる