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(04/24 12:53)

<NQN>◇債券12時50分 先物、一時下げに転じる 5年金利は低下幅縮小

<NQN>◇債券12時50分 先物、一時下げに転じる 5年金利は低下幅縮小
 24日午後の国内債券市場で、先物相場は下げに転じている。中心限月である6月物は前日比1銭高の144円24銭と、午前の終値と同じ水準で午後の取引を始めた。その後、144円17銭まで下落する場面があった。日本時間24日午後の取引で米長期金利の低下(債券価格の上昇)が一服しており、国内債相場の重荷となった。

 日銀は24日、利付債や物価連動債を対象にした国債買い入れオペ(公開市場操作)を実施した。そのうち、残存期間「5年超10年以下」では応札額を落札額で割った応札倍率が2.70倍と前回(17日、3.59倍)を下回った。ただ、市場では「(今回のオペ結果は)市場実勢の通りで無難だった」(国内証券の債券ストラテジスト)との受け止めがあった。

 新発5年債利回りは前日比0.005%低い0.490%、長期金利の指標となる新発10年債利回りは前日と同じ0.885%と午前から下げ幅を縮めた。新発2年債は前日比0.005%低い0.300%で取引された。

 短期金融市場では、現金担保付き債券貸借(レポ)金利が低下した。日本証券業協会がまとめた東京レポ・レートで、翌営業日に始まる翌日物(トムネ)金利は前日比0.037%高い0.031%だった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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