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(04/24 08:53)

<NQN>◇債券寄り付き 先物、続伸 米長期金利の低下で

<NQN>◇債券寄り付き 先物、続伸 米長期金利の低下で
 24日朝方の国内債券市場で、先物相場は続伸している。中心限月の6月物は前日比5銭高の144円28銭で寄り付いた。その後、144円31銭まで上げる場面があった。23日の米長期金利が低下(債券価格が上昇)し、国内債に買いが及んだ。

 23日の米長期金利は4.60%と前日から0.01%低い水準で終えた。同日発表の4月の米購買担当者景気指数(PMI)は、総合指数や製造業指数などがともに前月から低下した。米景気の先行き懸念から相対的な安全資産とされる米国債に買いが入った。米金利が小幅ながら低下したことが、国内債相場を支えた。

 積極的に相場の上値を追う動きは限られた。日本経済新聞は24日、日銀が26日まで開く金融政策決定会合で円安加速の影響を議論すると報じた。23日の外国為替市場で円相場は一時、約34年ぶりの安値を更新。日銀は今回の会合で現状の政策を維持するとの見方が多いものの、円安進行で物価上昇圧力が高まれば早期の追加利上げの思惑も強まりやすく、国内債相場の重荷となった。

 短期金融市場では大阪取引所で無担保コール翌日物金利(TONA)先物の中心限月である6月物は取引が成立していない。 

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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