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(04/22 13:04)

<NQN>◇債券12時50分 先物、一段安 米金利上昇で売り

<NQN>◇債券12時50分 先物、一段安 米金利上昇で売り
 22日午後の国内債券市場で、先物相場が一段と下落している。中心限月である6月物は前週末比43銭安の144円24銭で午後の取引を始めた。その後は一時144円18銭まで売られ、きょうの安値をつけた。日本時間22日午後の取引で米長期金利が4.6%台半ばまで上昇(債券価格が下落)しており、国内債の先物にも売りが増えた。

 中東情勢の一段の緊迫が避けられるとの見方が広がるなか、前週末に急落していた日経平均株価は22日午後の取引でも上昇している。相対的に安全な資産とされる債券には売りが広がりやすいうえ、米金利の高止まりや日銀の追加利上げ観測も意識され、国内債相場を下押ししている。

 現物債では幅広い年限で新発債に売りが出ている。中期債では新発2年物国債の利回りが前週末比0.020%高い0.275%をつけた。超長期債では新発30年債利回りが上昇幅を拡大し、同0.025%高い1.910%で推移している。長期金利の指標となる新発10年債利回りは同0.025%高い0.870%で取引されている。

 短期金融市場では、現金担保付き債券貸借(レポ)金利が上昇した。日本証券業協会がまとめた東京レポ・レートで、翌営業日に始まる翌日物(トムネ)金利は前週末比0.025%高い0.068%だった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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