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(04/25 08:46)

<NQN>◇外為8時30分 円相場、下落し155円台前半 対ユーロも下落

<NQN>◇外為8時30分 円相場、下落し155円台前半 対ユーロも下落
 25日早朝の東京外国為替市場で円相場は下落している。8時30分時点は1ドル=155円25〜27銭と前日17時時点と比べて36銭の円安・ドル高だった。24日のニューヨーク市場で米長期金利が上昇し、日米金利差の拡大を見込む円売り・ドル買いが優勢だった流れを引き継いだ。円安進行で日本政府・日銀が円買いの為替介入に動くのではないかとの警戒感から、円は底堅く推移している。

 24日のニューヨーク市場で円は一時155円37銭と1990年6月以来、約34年ぶりの安値をつけた。米景気が底堅いとの見方から、米長期金利は4.6%台半ばに上昇した。米金利の先高観が意識されて円売り・ドル買いが出た。

 もっとも円売りの勢いは限定的だ。外為市場では心理的節目の155円を割り込むと、政府・日銀が円買いの為替介入に踏み切る可能性が高まるとの予想が多かった。介入への警戒感が根強いため、積極的に円を売る投資家は限られている。

 円は対ユーロでも下落している。8時30分時点は1ユーロ=166円09〜11銭と、同55銭の円安・ユーロ高だった。対ドルで円売りが優勢になり、ユーロに対しても円売りが先行している。

 ユーロは対ドルで上昇している。8時30分時点は1ユーロ=1.0697ドル近辺と同0.0010ドルのユーロ高・ドル安だった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕


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