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(04/23 17:16)

<NQN>◇外為17時 円相場34年ぶり安値更新 3日続落

<NQN>◇外為17時 円相場34年ぶり安値更新 3日続落
 23日の東京外国為替市場で、円相場は3日続落した。17時時点では前日の同時点に比べ17銭の円安・ドル高の1ドル=154円82〜83銭で推移している。16時30分すぎには、154円87銭近辺と約34年ぶりの安値を更新する場面があった。米長期金利が4.6%を超える高水準で推移する中、日米金利差を意識した円売り・ドル買いが続いた。

 中東情勢が緊迫化するとの過度な懸念が和らぎ、投資家が運用リスクをとる姿勢を強めたのも円相場の重荷となった。23日の日経平均株価が上昇し、相対的な「低リスク通貨」とされる円には売りが出た。

 円は154円66銭近辺まで下げ渋る場面があった。鈴木俊一財務相は23日午前、参院財政金融委員会に出席。17日に日米韓の財務相会合がまとめた円安・ウォン安進行に関する共同声明を巡り「『適切な対応』につながる環境が整ったととらえられてもいい」などと話した。もっとも、政府・日銀による円買いの為替介入への警戒感は高い状況が続いており、一段と円買い・ドル売りを進める動きにはつながらなかった。

 円は対ユーロで続落した。17時時点では同44銭の円安・ユーロ高の1ユーロ=165円27〜32銭で推移している。一時165円62銭近辺と2008年8月以来の安値をつけた。ユーロは対ドルで続伸した。17時時点は同0.0017ドルのユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.0675〜76ドルで推移している。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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