(04/23 10:35)
<NQN>◇外為10時 円相場、底堅く 財務相「適切な対応への環境整った」
<NQN>◇外為10時 円相場、底堅く 財務相「適切な対応への環境整った」
23日午前の東京外国為替市場で円相場は底堅さを増しつつある。10時時点は1ドル=154円77〜78銭と前日17時時点と比べて12銭の円安・ドル高だった。株式相場の上昇が「低リスク通貨」とされる円への売りを促しているが、日本の通貨当局による円買い為替介入への警戒感が円相場を下支えしている。
鈴木俊一財務相は23日午前、日米韓合意について「『適切な対応』につながる環境が整ったととらえられてもいい」などと述べた。参院の委員会で述べた。「発言が円買い・ドル売りを誘った可能性もある」(国内銀行の為替担当者)との声があった。10時半前には154円66銭近辺まで下げ幅が縮小した。
10時前の中値決済に向けては、「ドル不足」(同)だとの声があった。国内輸入企業からは円売り・ドル買いが出た模様だ。
円は対ユーロで下落している。10時時点では1ユーロ=164円96〜98銭と、同13銭の円安・ユーロ高だった。ユーロは対ドルで横ばいで、10時時点では1ユーロ=1.0658〜59ドルと前日17時時点とほぼ同水準だった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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