<NQN>◇外為14時　円相場、じり安　154円台後半　米金利の高止まりで
　22日午後の東京外国為替市場で円相場はじりじりと下落している。14時時点は１ドル＝154円71〜72銭と前週末17時時点と比べて24銭の円安・ドル高だった。日本時間22日午後の取引で米長期金利が4.6％台半ばの水準で高止まりし、しばらくは日米で金利差の開いた状態が続くのを意識した円売り・ドル買いが続いている。

　米連邦準備理事会（ＦＲＢ）の金融政策を巡り、市場では「（金融緩和に前向きな）ハト派とされる米シカゴ連銀のグールズビー総裁や同ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁などからも腰が引けたような発言が出ており、米利下げ観測が一段と後退している」（国内証券のエコノミスト）との指摘があった。根強いインフレ圧力でＦＲＢが利下げ転換を先送りするとの見方が円相場を下押ししている。

〔日経ＱＵＩＣＫニュース（ＮＱＮ）〕