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(04/22 10:22)

<NQN>◇外為10時 円相場、154円台後半に下げ拡大 米金利の高止まりで

<NQN>◇外為10時 円相場、154円台後半に下げ拡大 米金利の高止まりで
 22日午前の東京外国為替市場で、円相場が下げ幅を広げている。10時時点は1ドル=154円66〜67銭と前週末17時時点と比べて19銭の円安・ドル高だった。10時前には154円75銭近辺まで下げ、16日につけた約34年ぶりの安値(154円79銭)に迫った。米金利の先高観がくすぶるなか、日本時間22日午前の取引で米長期金利が4.6%台で高止まりし円売り・ドル買いが増えた。

 中東情勢を巡る緊張感が和らぎ、投資家心理の悪化が一服しているのも円相場を押し下げた。前週末19日に1000円超下落していた日経平均株価は、22日午前には400円あまり上昇する場面があった。株安の勢いが鈍ったことで「低リスク通貨」とされる円には売りも出た。10時前の中値決済に向けて「ドル不足」(国内銀行の為替担当者)との声が聞かれ、国内輸入企業による円売り・ドル買い観測も相場の重荷となった。

 円は対ユーロで小幅な動きとなっている。10時時点では1ユーロ=164円78〜81銭と、同19銭の円安・ユーロ高だった。ユーロは対ドルで上値が重く、10時時点では1ユーロ=1.0655ドル近辺と前週末から横ばいの水準で推移している。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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