マーケットニュース

(04/22 08:49)

<NQN>◇外為8時30分 円相場、小幅に下落 154円台半ば 対ユーロも安い

<NQN>◇外為8時30分 円相場、小幅に下落 154円台半ば 対ユーロも安い
 22日早朝の東京外国為替市場で、円相場は小幅に下落している。8時30分時点は1ドル=154円57〜58銭と前週末19日の17時時点と比べて10銭の円安・ドル高だった。米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測が後退し、米金利の先高観が強まっている。当面は日米で金利差の大きく開いた状況が続くとの見方から円売り・ドル買いが優勢となった。

 中東情勢を巡る緊迫感がいったん和らいでいるのも円相場の重荷となった。前週末にはイスラエルがイランを空爆したとの報道をきっかけに株価が大きく下げ、円相場は一時153円台に上昇していた。だが、イランが再び報復しない構えだと伝わるなど両国の対立が一段と激化するとの見方は後退しており、「低リスク通貨」とされる円には持ち高調整を目的とした売りが出た。

 もっとも、円相場の下値も限られている。市場では心理的な節目である155円を割り込むと日本政府・日銀が円買いの為替介入に踏み切ると強く警戒されている。円安進行は日銀による早期の追加利上げを後押しするとの思惑もくすぶり、安値圏では円買い・ドル売りが入った。

 円は対ユーロでも下落し、8時30分時点は1ユーロ=164円76〜78銭と、同17銭の円安・ユーロ高だった。ユーロは対ドルで小動き。8時30分時点は1ユーロ=1.0659ドル近辺と同0.0004ドルのユーロ高・ドル安だった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕


情報提供:株式会社QUICK

Copyright(c) 2012 QUICK Corp. All Rights Reserved.

閉じる