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(07/15 05:47)

<NQN>◇米国株、ダウ4日続伸で最高値更新 利上げ観測後退で買い安心感

<NQN>◇米国株、ダウ4日続伸で最高値更新 利上げ観測後退で買い安心感
【NQNニューヨーク=戸部実華】14日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4日続伸した。前日比84ドル65セント(0.4%)高の2万1637ドル74セントで取引を終え、3日連続で過去最高値を更新した。14日に発表された6月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回り、追加利上げの観測が後退。株式市場への資金流入が続くとの思惑から幅広い銘柄が買われた。
 14日朝に発表された6月のCPIは前月比横ばいと、市場予想(0.1%上昇)を下回り、物価上昇の鈍さが意識された。「米連邦準備理事会(FRB)が利上げに動きにくくなるとみなされ、株式市場に資金流入が続くとの思惑が買い安心感をもたらした」(ソラリス・アセット・マネジメントのティモシー・グリスキー氏)という。
 マイクロソフトやアップルといった大型IT(情報技術)株が上昇。エヌビディアやマイクロン・テクノロジーなど半導体関連も高い。米長期金利の低下に伴い、安定した配当が見込める不動産や公益事業株も上げた。
 一方、銀行株はさえなかった。朝方に2017年4〜6月期決算を発表したJPモルガン・チェース、シティグループ、ウェルズ・ファーゴの1株利益は市場予想を上回ったが、株価はそろって下落した。米長期金利の低下を背景に利ざや拡大の期待が薄れた。
 ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は6日続伸した。前日比38.028ポイント(0.6%)高の6312.465で終えた。マイクロソフト、アップル、グーグルの持ち株会社アルファベットやフェイスブックが相場をけん引した。
 機関投資家の多くが運用指標とするS&P500種株価指数は3日続伸し、6月19日に付けた過去最高値を約1カ月ぶりに更新した。「不動産」「IT」「生活必需品」など10業種が上昇した。「金融」は下落した。
 個別銘柄ではソフトバンクグループ傘下の米携帯電話4位のスプリントが上昇した。ソフトバンクの孫正義社長が米著名投資家ウォーレン・バフェット氏と今週会談していたと伝わった。スプリントへの出資を話し合ったとされており、思惑買いを招いた。
 ダウ平均の構成銘柄では、アナリストによる投資判断の引き上げが伝わった小売りのウォルマート・ストアーズや航空機のボーイングが上昇。半導体のインテルや化学のデュポンの上げも目立った。
 一方、写真・動画共有アプリのスナップが安かった。アナリストが投資判断を引き下げたことを嫌気した売りが優勢だった。ダウ平均の構成銘柄ではホームセンターのホーム・デポが下げた。

情報提供:株式会社QUICK

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