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(07/14 23:05)

<NQN>◇米国株、小動きで始まる 利上げ観測が後退、銀行株には売り 

<NQN>◇米国株、小動きで始まる 利上げ観測が後退、銀行株には売り 
【NQNニューヨーク=松本清一郎】14日の米株式相場は小動きで始まった。ダウ工業株30種平均は午前9時35分現在、前日比13ドル安の2万1540ドルで推移している。6月の消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回り、追加利上げの観測が後退。株式市場への資金流入が続くとの見方が広がり、ハイテク株などが上昇している。半面、米長期金利の低下を受けて銀行株が大幅安となり、相場の重荷になっている。

 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、前日比12ポイント高の6286程度で推移している。アルファベット(グーグル)、フェイスブックが上昇して指数をけん引している。

 朝方に発表された6月のCPIは前月比横ばいとなり、0.1〜0.2%上昇とみていた市場予想を下回った。物価上昇の鈍さが変わらず、米連邦準備理事会(FRB)による利上げ継続のハードルが上がったと受け止められた。CPIの発表直後に米10年物国債利回りは低下した。

 大手銀行の2017年4〜6月期決算の発表が始まった。早朝に開示したJPモルガン・チェース、シティグループ、ウェルズ・ファーゴの1株利益はいずれも市場予想を上回った。ただ、長期金利低下による利ざや縮小が警戒され、株価は大幅に下落している。銀行株は高水準の配当や自社株買いを好感して高値圏にあったため、利益確定売りも出やすい。

 自動車大手のフィアット・クライスラーが安い。世界で133万台のリコールを発表し、嫌気した売りが出ている。金属製品のアルコニックが下落。ロンドンのタワーマンション火災で同社の可燃性パネルが使われていた事実を隠していたとして、株主から訴えられたことが売り材料になっている。アナリストが投資判断を引き下げた写真共有アプリのスナップも売りが先行している。

 一方で小売りのウォルマート・ストアーズが上昇し、ダウ平均を下支えしている。ゴールドマン・サックスが強い買い推奨を示す「コンビクションリスト」に加えた。JPモルガンが投資判断を引き上げた航空機のボーイング、カジュアル衣料チェーンのギャップも高い。マイクロソフトやクレジットカードのビザの上げも目立つ。

情報提供:株式会社QUICK

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