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(03/17 22:53)

<NQN>◇米国株、小動きで始まる ダウ22ドル高、素材株高い G20控え様子見も

<NQN>◇米国株、小動きで始まる ダウ22ドル高、素材株高い G20控え様子見も
【NQNニューヨーク=滝口朋史】17日の米株式相場は小動きで始まった。ダウ工業株30種平均は午前9時35分現在、前日比22ドル85セント高の2万0957ドル40セントで推移している。国際商品市況の改善期待から素材株などに買いが先行。欧州の主要市場の株価上昇も指数を支えている。一方、相場全体を方向付けるような材料を欠いているため上値は重く方向感は乏しい。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、前日比1.956ポイント安の5898.804で推移している。アマゾン・ドット・コムや動画配信のネットフリックスなど主力株の一角に利益確定目的の売りが出て指数を押し下げている。
 商品市場で原油先物相場や金先物相場などが上昇している。米連邦準備理事会(FRB)が利上げを急がない姿勢を示したのを受け、国際商品市況が改善するとの思惑から素材株などが買われ指数を押し上げている。
 一方、様子見姿勢も強い。17〜18日にドイツで開かれる20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議への関心が高まっている。トランプ米政権の発足後初めての財務総会議とあって、議論の内容を見極めたいとして持ち高を一方向に傾ける動きは限られている。
 業種別S&P500種株価指数では「素材」や「公益事業」「エネルギー」の上昇が目立つ。一方、「ヘルスケア」や「金融」が下げている。
 朝方に発表した2016年11月〜17年1月期決算が市場予想を上回った宝飾品大手のティファニーに買いが先行している。物言う株主(アクティビスト)のバリューアクト・キャピタルが株式を買い増したと前日に米証券取引委員会(SEC)届け出たのを受けカナダの製薬大手バリアント・ファーマシューティカルズ・インターナショナルも上昇。前日の取引終了後に発表した16年12月〜17年2月期決算が大幅な増益となったソフト大手のアドビも高い。
 ダウ平均を構成する30銘柄では外食のマクドナルドや化学のデュポン、航空機のボーイングなどに買いが先行している。
 一方、日本の国税庁にあたる米内国歳入庁(IRS)など米連邦当局がイリノイ州の本社を含む3施設を調査している問題で、元司法長官のウィリアム・バー氏を社外弁護士に指名したと前日の取引終了後に発表した建機のキャタピラーは安い。バイオ医薬品のアムジェンが大幅安で始まった。朝方に高脂血症治療薬「レパーサ」が重度の心臓発作や脳卒中などのリスク軽減に効果を発揮したとの検証結果を発表したが市場の期待ほどではなかったとの見方から売りが広がった。
 ダウ平均の構成銘柄では日用品のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)やIBM、保険のトラベラーズに売りが先行している。

情報提供:株式会社QUICK

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